ファーストフードでも路面店惣菜でも販売されている味噌汁といえば、トン汁です。
私個人としては、家で食べることはなかったので、じっくり味わったのは、この食の仕事、FRの開発の時からでした。
店舗内でどこまで作るのか、グザイを1pごとにまとめて冷凍し、店着というお店もあれば、店舗で大量に作って、販売しているところもありました。
惣菜などでは、大量に作り、店舗でお客様にとってもらうところもあり、グザイが途中からなくなる、もしくは保温する際、蒸発するので、味が時間ごとに変化し、そのために検証を何度も行います。
さて、トン汁のストアコンパリも中食、外食、ファーストフード、一応、網羅し,各社、塩分濃度に違いがありました。
食べるシーン、組み合わせを考えると、トン汁の塩加減も変わってくるようです。
さて豚汁と書かなかったか?
多くの場合、ファーストフードでは豚汁と書かれていないからです。
いつからこのトン汁が普及されたのか?
とはいえ、トン汁の由来を調べますと、シシ鍋、芋煮から来ている、もしくはけんちん汁から来ている、言われてその歴史は古いといわれる説、旧日本海軍がカレーのかわりに味噌を入れたことでトン汁になった説と様々です。
トン汁は、多くの場合、和食の流れからのようです。豚そのものは、関東大震災後に食されるようになったようでとんかつがよく食されます。 明治時代の三大洋食の一つだったそうです
とんかつ定食は,トン汁+とんかつのセットが多く、洋食と和食の融合定食とも言えます。
このようにうまく融合させてしまう日本人は、本来、柔軟性のある民族なのかもしれません。
食の乱れと言われ出しているのですが、このとんかつ定食をみてもわかるように、今に始まったことではないのかも。
日本の経済高度成長も本来持つ日本人気質がそうなせたのかもしれません。
さて、最近ですが、KITTEに行ってまいりました。 なんか新しいトレンドはないか・・と、原稿かく資料を集めです。
そこでトン汁で有名な「味噌元」を発見。
はっきり申し上げて小躍りしました。
かつて池袋まで食べにいったことがあり、グザイの多さもさることながら、注文して作ってくださるため
味噌の香りの周辺を放ち、すぐに味噌が沈殿しないのです。
口に含むと野菜のうまみが味わえ、感嘆したものです。 今はKITTEにあるので、何かと私的には便利になりました。
ちなみ調査した日は食べませんでした。 ということで、というか、とりあえず、みなさん、トン汁なら「味噌元」
おススメです。
Ikeda Eri